バイクの暑さ対策

急に暑い日が続く様になりましたね。
身体が慣れていないのでなかなか堪えます。

新型ボクサーエンジンが水冷になりましたので、
よく「夏の渋滞が安心だね」と言われる事が多いのですが、
水冷エンジンでもオーバーヒートはしますので誤解をなさらぬ様お願いいたします。

スクーターの様な一部の強制空冷方式を除けば、
オートバイは走行風を受けている状態を基本に設計されています。
風を受けないと遅かれ早かれオーバーヒートしてしまいます。
同じ条件下なら空冷よりも水冷エンジンの方が時間的余裕があるだけですので、無理をなさらない様にご注意ください。
（電動ファンの補助的な送風では追いつかずオーバーヒートを起こします。）

少し脅す様に書いてしまいましたが、
ボクサーエンジンは数あるエンジンの中でも非常に冷却に対して有利なレイアウトをしています。
普通に走ってさえいれば特にオーバーヒートの心配はございませんが、
全く進めない様な渋滞に巻き込まれてしまった際には、
水冷にしろ空冷にしろいずれはオーバーヒートの恐れがあります。
また、ライダー自身も暑さで倒れてしまわぬ内に
水温計や油温計を目安にしてバイクも人間も休憩を取ってください。

また、年間を通しても不足している例はほとんど見受けられないのですが、
水冷モデルの方は時々リザーバ―タンク内の冷却水の量をご確認ください。