motorradshonan毎日ブログ

BMW Motorrad 正規ディーラー モトラッドショウナンのスタッフブログです。

S1000RR R1200R F800R NEWモデル研修に行ってきました。

 水木と二日間、袖ヶ浦フォレストレースウェイで行われたNEWモデルの研修に行って参りました。今回研修を受けた3台の感想を、3回にわけて簡単にご案内して行きたいと思います。詳しいお話は店頭にて御案内させていただきますので、ぜひご来店ください。


 この研修の醍醐味といいますか貴重なところは、競合モデルと比較試乗出来ることです。異なるメーカーの競合車種に、同じ日同じ場所で乗ることが出来るというのは大変貴重な体験でして、いちバイク乗りとしてもとても有難い経験です。BMWではあたりまえ・・・というふうに麻痺してしまった感覚をリセットさせてもらいました。

まずは今日からデビューフェアのはじまりましたS1000RRです。

 翌日に天候が崩れる予報でしたので、何としてもドライで乗って置こうと飛びついて乗ってきました。比較車両はこれらのマシンです。

 S1000RRは一言でいえば「とても乗りやすい」バイクでした。「そんな感想じゃ全く参考にならないよ!」と突っ込まれそうですが、他人の自転車を借りて乗るとすごく違和感を感じた事ってありませんか?癖のあるオートバイに乗るとちょっとした右折左折でも違和感を感じますが、S1000は久々に乗っても「あれっこれ自分のバイクかな?」と思ってしまうぐらいニュートラルなハンドリングなのです。これは初代モデルより続く美点だと思いますが、競合モデルと同時に比較することであらためて感心しました。違和感や癖を感じないのでより積極的に乗りたくなりチャレンジする気にさせられます。また、低い気温の中での走り出しからある程度ペースが上がった状況まで安心感が変わらないのはセミアクティブサスペンションのおかげだったのかもしれません。


 翌日は気温2度の雨の中での試乗となりまして、日本の走行環境のなかでもとりわけ厳しい状況で比較することができました。「プロレーサーでもなければこんな修行みたいなコンディションでサーキット走ることないよなあ・・・もう寒いを通りこして笑っちゃうなあ」なんてヘルメットの中で苦笑しながら走って来ました。過酷な状況で比較試乗したせいで、晴天時以上に車種毎の特徴が浮き彫りになったと思います。

 余談ですが、かつては「スポーツバイクにグリップヒーターなんて要らないよ」とすら思っていた私ですが、ハイパワーかつライディングを楽しむバイクだからこそ、的確なアクセルワーク・ブレーキングの為に必要だなと痛感しました。特に今回の試乗はグリップヒーターが重宝しました。


 印象的だったのが遠路岡山から来た女性スタッフの言葉で、小柄な為でもあるのでしょうが、「競合車のなかでどれが乗りやすいですかねえ?」と不安を抱えたまま乗っていた彼女が、S1000RRに乗ったら「私でも全然怖く無くて、乗りやすいし、ポジションもきつく無くてツーリングにも使えそう・・・私これ買います!」と本当に楽しそうに話していたことです。そう、オートバイって楽しいんですよね、そして自分で思っていたより上手く乗れたときは最高に気持ちいいんです・・・。そんな原点を思い出させてもらいました。楽しい!上手くなった!気持ちいい!これってバイクに乗りたい!っていう気持ちの根本だと思うのです。


 彼女が本当に購入するのかどうかは置いておいて、「運転に不安のある女性が冬の雨の中サーキットを走り、怖さではなく楽しさに感動する」そんな懐の深さもあるのがS1000RR及びDDC/DTC/ABSといった電子制御機構だと思います。この機能は腕があって高いスピードで走行される方にも同様に、いや更に高いステージで応えてくれるのではないでしょうか。S1000RRの電子制御は速く走る為のものでもありますが、同時に怪我や転倒のリスクを減らし、人生の中でオートバイをより長く楽しませてくれる安全装置でもあると思います。家庭・職場に責任があり、趣味で乗るライダーにこそ必要な機能だと思いませんか?


 いつもながらどうも私の文章は理屈っぽいですね。短く書くつもりが長くなってしまいましたので、ここまでにしておきますが、今回も「S1000RRは一番上手くなった気がする」「無理ヒザだけどS1000でだけヒザがつく」「だから楽しくて笑っちゃう」そんなマシンでした。詳細は店頭にてご案内致します。


 今なら、いやおそらく納車が始まる前の今だけS1000RRラインナップ3色を全色一度にご覧いただけます。ぜひデビューフェアの今週末ご来店いただき、かっこいい実車をご覧になってください


                      営業 市東