初遭遇 山焼き
気温も上がり一気に春らしくなってきましたね。
いつも通りの格好では少し汗ばんでしまうくらいでした。
さて昨日そんな暖かい箱根を通りましたら、
仙石原で野焼き(山焼き)
をしているところに遭遇しました。
焼き切った後真っ黒になった姿は何度か見ていたのですが、
実際に焼いている現場を観たのははじめてでした。
実はこの野焼き、意外と歴史が浅く、平成になってから始められたそうです。
それまではかやぶき屋根や敷き藁としての実用品としての
草取り場だったそうなのですが、
需要が減り灌木が生えてしまうことなどから行われる様になったそうです。
決められた日に行うのではなく、
二日間以上雨が降っていない風の弱い日を狙って行われるそうなので、
なかなか狙って観ることができるわけではないそうです。
また、闇雲に燃やしてしまうのではなく、
火入れ区・刈取り区・放置区などを設けて植生に与える変化を監視しながら行われているそうです。
こうして一面のススキの草原が維持されていたんですね。
夏の青い草原や秋の穂が垂れる姿を観に行きたいと思いました。
ススキが伸びるまでの間は、かわいい野草が花を咲かせるそうですよ。