新緑・新茶・懐かしい汽笛の響く 山間ツーリングのススメ
先日の休みに家族で大井川・寸又峡に行って来ました。
実は私が初めて一人でツーリングに行ったのが大井川で、
その時聴いたＳＬの汽笛が忘れられなくて以後何度も訪れています。
御存知の方も多いかもしれませんが全国には何輌かのＳＬが観光運転しておりまして、
私も磐越・秩父・群馬などに見に行っていますが、
なぜか今でも大井川の小さなＳＬに惹かれます。
よその路線はお金のあるＪＲが管理していて、
観光シーズンの休日にピカピカに塗装した車輌が走っていますが、
一方大井川鐵道では本数の差こそあれ平日も毎日ＳＬが走っていて、
毎日現役で使用しているからこそのサビ具合というか煤けた姿にまた味があるのです。
きっと往時日本中を走っていたＳＬは、
この大井川の車輌の様に煤けて錆びて、でも整備されて走っていたのではないでしょうか。
ピカピカのお召し列車の様な姿も綺麗ですが、
老いて尚現役といういぶし銀の雄姿も堪らないものがあります。
大井川もう一つの魅力は、
その地形にあると思います。
ＳＬはトンネル・鉄橋・駅等の前で汽笛を鳴らすのですが、
上流の山間部はトンネルも橋も多く、
それが川沿いの渓谷にやまびこのごとく響きわたるのです。
そういった地理的なロケーションと田舎の風景があいまって、
なんとも懐かしい郷愁を味わわせてくれます。
私が生まれて初めて聴いた時も、初めてなのに懐かしいと感じました。
既にＢＭＷにお乗りの貴方や、
ＢＭＷ興味を持ち始めた方の多くには懐かしく、
若い方にはきっと石炭の匂いが新鮮でしょう。
蒸気機関車は、様々な要因からいつまで走り続けられるかわかりません。
いつかいつかではチャンスを逃すかもしれません。
ぜひ現役で走っている今、
昭和の残り香に逢いに行ってみてはいかがでしょうか。
(いつかはＢＭＷ・・・も今行動に移してみてはいかがでしょうか)
そうそう、
今まで見にいっていた時は煙が出過ぎない様にする為でしょうか、
最後尾から電気機関車で押していた様なのですが、
昨日一昨日は蒸気機関車だけでけん引していました。
最近は蒸気だけで引く様になったのかもしれません。
このシチェーションも貴重かもしれませんよ。
バイクはＢＭＷが味と歴史があっていいですが、
蒸気機関車と軍艦はやっぱり日本のデザインが染みるなあ・・。
さて今回私は車で行きましたが普段はバイクで行っています。
バイクで行くメリットは、
一度見たＳＬを先回りしてまた見ることができたり、
駐車場のない駅や路肩に停めて見学することができる事です。
大井川鐵道の駅がまたいい味出していまして、
木造の小さな無人駅が多くまるで映画のセットの様です。
そんな駅を巡ってみるツーリングも面白いかもしれませんね。
もちろん田舎の山道ですから、
純粋にオートバイのライディングも楽しい道です。
この時期は山の新緑にお茶の緑、
秋には美しい紅葉が楽しめます。
寸又峡の温泉は私の知る中では、
かなりの名湯だと思いますので泊まりのツーリングもいいですね。
大井川で一泊して、
先週ご案内したスタンプラリーの遠山郷を経由して諏訪に抜ける道、
とても走りごたえがあります。
興味のある方には私のお気にいりスポットをご案内しますよ。
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