エンジンオイル その1

こんにちは、Motorrad SHONANの大木です。
エンジンオイルのお話しをしてみたいと思いますが
奥が深いので少しづつ小出しにいたします。

作業でエンジンオイルを交換する際、まずは入っているオイルを
抜きます。抜いたオイルが汚れていれば黒くなっているのは
想像つくかと思いますが、私が観察しているのは色だけでなく
抜いてる最中に泡立つ「泡」です。
「泡」はオイルの膜ですね。すぐにはじけて消えてしまうのは
油膜が保てないということ。オイルとしてはだいぶ劣化しています。
またニオイも気にして嗅いでます。
冷えた状態からエンジンをかける「コールドスタート」が多いと、
未燃焼ガスがクランクケースに侵入してオイルを希釈、ニオイは
「ツーン」とした感じになります。この場合のオイルも油膜が
保てず、泡がすぐにはじけてしまいますね。

こういった廃油に出くわしたときは、お客様に車両の使用状況を
お伺いして、オイル交換のタイミングを相談させていただきますので
よろしくお願いしますね。

〜駆けぬける歓びのお手伝い〜　　　　　　　　　　サービス　大木 俊博